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自動車保険を乗り換えるタイミングは?メリット・デメリットや手続き方法を解説

更新

2026/06/01

公開

2020/01/22

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自動車保険の乗換えを検討しているものの「どのタイミングで乗り換えるべきか」「手続きはどう進めればいいのか」と迷っている方も多いのではないでしょうか。

自動車保険を乗り換える際は、メリットだけでなくデメリットも理解しておくことで、自分にあった商品を選びやすくなります。

本記事では、自動車保険の乗換えに適したタイミングやメリット・デメリットを解説します。乗換えの際に押さえておきたい注意点や必要な手続きについても紹介するのでぜひ参考にしてください。

目次

    1. 自動車保険を乗り換えるタイミング

    自動車保険を乗り換えるタイミングは、2つに分けられます。

    • 満期時
    • 中途解約時

    それぞれ等級の扱いや手続きに違いがあるので詳しく解説します。

    満期時

    自動車保険の契約期間が1年の場合、満期日は年に1度訪れます。現在の自動車保険の契約の満期日は乗換えに適したタイミングといえます。
    満期日に合わせて乗り換えるメリットは、等級をスムーズに引き継げる点です。1年間保険を使わなかった場合、次の自動車保険の契約では等級が1つ上がった状態でスタートできます。

    たとえばノンフリート等級が19等級の契約をしている方が、1年間保険を使わなかった場合には、翌年には等級が1等級上がり、20等級となります。

    ただし、1年の間に等級が下がる事故を起こした場合には、事故の内容に応じて次の自動車保険の契約では等級が下がります。

    また、満期日の翌日から7日以内に次の自動車保険に加入しなければ等級が引き継げず、再び6等級からスタート(※)しなければなりません。

    ※現在の等級が1~5等級の場合は、満期日の翌日から8日以上が経過しても、13か月以内は等級が引き継がれます。

    なお、現在の契約が自動継続の場合には、更新または継続をしない旨の連絡が必要です。

    自動継続ではない場合、保険会社への連絡は基本的に必要ありません。満期日の約2か月前に、保険会社から更新の案内が届くため、そのタイミングから乗換えの準備を進めると、スムーズです。

    等級の引継ぎの仕組みや注意点については、以下のページも参考にしてください。

    関連記事
    自動車保険の等級は引き継げる!条件や手続き方法、注意点について

    中途解約時

    満期日を待たずに現在の契約を解約して乗り換えることも可能です。中途解約の際に注意が必要な点を4つ解説します。

    • 等級が上がるタイミングが遅れる
    • 解約の手続きが必要になる
    • 解約返れい金が少なくなる可能性がある
    • 無保険期間が発生する可能性がある

    等級が上がるタイミングが遅れる

    中途解約の場合、等級が上がるのは新しい契約の開始から1年経過後のため、満期時に乗り換える場合と比べると等級が上がるタイミングが遅れます(※)。また、契約期間中に等級が下がる事故を起こしていた場合は、乗換え時点で下がった等級が適用されるため、満期まで待つ場合より早く等級ダウンの影響を受けます。

    ※20等級の場合はこれ以上等級が上がることはないため、中途解約でも等級の進行に影響はありません。

    解約の手続きが必要になる

    満期日に乗り換える場合、新しい保険の加入手続きだけで済む場合があります。しかし、中途解約する場合は現在契約中の保険会社への解約手続きも必要です。

    解約返れい金が少なくなる可能性がある

    中途解約をすると解約返れい金が戻ってくることがありますが、一般的に短期率(短期料率)が適用されるため、解約返れい金は未経過期間分の保険料よりも少なくなります。解約返れい金の仕組みについては、以下の記事もあわせてご確認ください。

    関連記事
    自動車保険の「解約返れい金」とは?計算方法や手続きの流れについて徹底解説!

     無保険期間が発生する可能性がある

    次の自動車保険の契約を締結する前に解約してしまうと、無保険期間が発生する可能性があります。この間に自動車事故などを起こしてしまうと保険金が支払われず、全額自己負担することにもなりかねません。中途解約する際には、次の自動車保険の補償開始日と現在の保険の解約日を同日にし、無保険期間が発生しないようにご注意ください。

    2. 自動車保険を乗り換えるメリット

    自動車保険を乗り換えるメリットは主に2つあります。

    • 保険料を節約できる可能性がある
    • 補償内容やサービス内容を見直す機会になる

    ライフスタイルにあわせて契約内容を見直すことで、必要な補償を確保しながら保険料の負担を抑えられる可能性があります。

    自動車保険料を節約できる可能性がある

    自動車保険には、代理店を通して契約する「代理店型」と、代理店を通さずホームページや電話などで手続きをする「ネット型(通販型)」があります。

    「ネット型(通販型)」は、中間コストがカットされる分、保険料が安い傾向にあります。「代理店型」で契約している方は「ネット型(通販型)」に切り替えると保険料を節約できる可能性があります。

    また、車の使用目的や前年の走行距離によっても保険料が変わりますので、現在の使用状況にあわせて契約を見直すと保険料が今より安くなる可能性があります。

    保険会社によっては、ネット割や早期契約割引を設定しているところもあり、SOMPOダイレクトの「おとなの自動車保険」でもこの割引を設定しています。

    ネット型(通販型)自動車保険の特徴については以下の記事でも解説しています。

    関連記事
    ネット型自動車保険にデメリットはある?代理店型との違いやメリットも解説

    補償内容やサービス内容を見直す機会になる

    自動車保険はもしものときに備えて、本当に必要な補償や特約を選んでいるか、しっかりチェックしておきたいものです。

     自動車保険を契約したときと現在とで、車の利用状況や利用環境が変わっているという方は、自動車保険の乗換えを検討することによって、補償やサービスの内容を見直す良いきっかけになります。

    「おとなの自動車保険」では、車に積んでいるゴルフクラブやスノーボードの損害なども補償される車両身の回り品補償特約や、車に関わる被害事故にあわれた場合に、弁護士に相談する費用が支払われる弁護士費用特約があります。

    また、ロードアシスタンス特約をセットするかどうかも選択することができます。すでに会員制やクレジットカード付帯のロードアシスタンスサービスにご加入中の場合は、ロードアシスタンス特約をセットしないことでその分の保険料を節約することができます。

    3. 自動車保険を乗り換えるデメリット

    自動車保険を乗り換えるデメリットは主に2つあります。

    • 保険会社ごとに補償内容が異なる
    • 契約変更の手続きが必要になる

    それぞれについて詳しく見ていきましょう。

    保険会社ごとに補償内容が異なる

    補償や付帯サービスは、名称が同じでも保険会社によって補償範囲が異なります。加入中の自動車保険と同じ補償が受けられるとは限らないため、乗換え先の補償内容もしっかり確認しましょう。

    また、保険会社によっては契約の継続年数に応じた割引制度を設けている場合があります。乗換えによって割引が適用されなくなることもあるため、契約内容を細かく確認しておくことが大切です。

    契約変更の手続きが必要になる

    自動車保険を乗り換える際は、乗換え先の保険会社を選んで見積りを取り、新しい保険への加入手続きを行う必要があります。

    さらに、現在の保険契約が自動継続の場合は更新停止の連絡、中途解約の場合は解約手続きも必要です。代理店型・ネット型(通販型)を問わず、乗換え手続きには一定の手間がかかることを理解しておきましょう。

    4. 自動車保険を乗り換えるタイミングごとの注意点

    自動車保険を乗り換える際の注意点をご紹介します。

    • 満期時に乗り換える場合:自動継続特約、早期割引の有無を確認する
    • 中途解約して乗り換える場合:解約返れい金を受け取る

    また、満期・中途解約を問わず、共通して注意すべきポイントもあります。手続きを進める前にチェックしておきましょう。

    満期時に乗り換える場合:自動継続特約、早期割引の有無を確認する

    満期時に乗り換える場合は、自動継続特約と割引制度についての確認が必要です。

    まず、現在の自動車保険の契約に自動継続特約がある場合は、更新または、継続をしない旨の連絡が必要となります。連絡をしないと、現在の自動車保険の契約がそのまま継続されてしまいます。

    「おとなの自動車保険」には自動継続特約はありません。

    また、新しい自動車保険の契約は、契約始期日(現在の満期日)より早めに申し込むことで早期割引が適用され、保険料が割り引かれることがあります。なお、早期割引は保険会社によって何日前までに申し込む必要があるのかが異なるので確認しておきましょう。

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    中途解約して乗り換える場合:解約返れい金を受け取る

    中途解約するときは、解約返れい金について確認しておきましょう。

    年払(一括払)で保険料を支払っている場合、中途解約すると解約日以降の未経過分保険料が解約返れい金として返還されます。ただし、一般的に短期率(短期料率)が適用されるため、月割計算よりも金額は少なくなります。

    解約返れい金の計算方法や手続きの流れについては、以下の記事もあわせてご覧ください。

    関連記事
    自動車保険の「解約返れい金」とは?計算方法や手続きの流れについて徹底解説!

    満期・中途解約の共通点

    満期・中途解約に共通する注意点を4つご紹介します。

    • 空白期間や重複期間を避ける
    • 空白期間ができる場合は中断証明書を申請する
    • 事故歴があると乗り換えた時点で等級が下がる可能性がある
    • 等級や事故歴を正しく告知する

    手続きの不備や確認漏れがあると、等級の引継ぎができなかったり、事故にあった際に保険金を受け取れなくなったりするおそれがあります。乗換え前に一つずつ確認しておきましょう。

    空白期間や重複期間を避ける

    自動車保険を乗り換える際は、現在の保険の満期日(または解約日)と新しい保険の開始日を揃えることが重要です。

    保険期間が重複している場合、同一の損害に対して受け取れる保険金の合計額は実際の損害額が上限となるのが一般的です。そのため、二重に保険料を支払っても補償が手厚くなるとは限りません。また、空白期間がある場合、その間の事故に対しては一切補償を受けることができません。乗換えの際は、保険期間に過不足が生じないよう、日程を調整して手続きを進めましょう。

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    空白期間ができる場合は中断証明書を申請する

    以下のような事情で保険の空白期間が生じる場合は、保険会社に自動車保険契約を一時的に中断したことを示す「中断証明書」の発行を申請しましょう。

    • 車を廃車や他人に譲渡して新たに取得する車に乗り換えるまで期間が空いた場合
    • 海外渡航で一時的に車に乗らなくなった場合

    自動車保険は、1~5等級の場合を除き、満期日または解約日から次の契約まで8日以上期間が空くと6等級に戻りますが、中断証明書を発行しておくと、自動車保険に再加入するまでの10年間、現在の等級を維持できます。つまり、次回の契約が7等級以上であるときは、中断証明書を発行しておくことで7等級以上が適用されるため、保険料を抑えられるのです。

    ただし、中断証明書の発行申請には期限があり、「おとなの自動車保険」では解約日または満期日から13か月以内の申請が必要です。13か月を過ぎてしまうと中断証明書の発行条件を満たす場合でも再契約の際には6等級に戻ってしまいます。

    中断証明書の発行条件や発行方法については以下のページをご確認ください。

    中断証明書の発行条件と発行方法

    事故歴があると乗り換えた時点で等級が下がる可能性がある

    等級が下がる事故を起こしていた場合は、下がった等級で乗換えの契約をすることになります。たとえば元々の保険始期日が2026年4月1日で、同年5月1日に等級が下がる事故を起こした場合、現在の自動車保険の契約を翌年以降も継続するのであれば、下がった等級が適用されるのは2027年4月1日以降となります。

    しかし、2026年5月31日に解約して同年6月1日に別の自動車保険に乗り換えるとすると、2026年6月1日から下がった等級が適用されて、保険料が本来の等級よりも割高になってしまいます。

    したがって、等級が下がる事故を起こした場合は、満期日で乗り換えるほうが等級の下がるタイミングを遅らせることができます。

    等級や事故歴を正しく告知する

    契約者には「告知義務」があるため、等級や事故歴、車の使用目的などを保険会社に正しく申告しなければなりません。

    申告した内容が事実と異なっていた場合は、保険始期日にさかのぼって契約内容が訂正されたり、契約自体が解除されたりすることがあります。契約が解除されると、事故が発生しても保険金を受け取れなくなる可能性があるため、申込時には正確な情報を申告しましょう。

    5. 自動車保険を乗り換える手続き方法

    自動車保険の乗換え手続きは、満期で乗り換える場合と中途解約で乗り換える場合で流れが異なります。どちらの場合も、空白期間や重複期間が生じないよう手続きを進めることが重要です。ここでは、それぞれの手続きの流れをステップごとに紹介します。

    満期で自動車保険を乗り換える場合

    満期での乗換えは、以下の4ステップで手続きを進めます。

    1. 乗換え先の保険会社を選ぶ
    2. 必要書類を用意する
    3. 新しい自動車保険に申し込む
    4. 現在の保険会社に更新しない旨を連絡する(自動継続の場合)

    乗換え先の保険会社を選ぶ

    現在加入している保険会社から契約更新の案内が届いたら、乗換えの検討を始めましょう。各保険会社のホームページにあるシミュレーション機能を活用すれば、補償内容や保険料を手軽に比較できます。気になる保険会社が見つかったら実際に見積りを取り、保険料だけでなく、補償内容や特約、付帯サービスなども含めて総合的に検討することが大切です。

    自動車保険の選び方に迷っている方は、以下の記事も参考にしてください。

    関連記事
    自動車保険の選び方と種類|補償内容やダイレクト型の判断基準を解説

    必要書類を用意する

    乗換え先の保険会社が決まったら、申込みに必要な書類を準備しましょう。一般的には以下の書類が必要です。

    • 保険証券
    • 車検証
    • 運転免許証
    • 累計走行距離(オドメーター)の数値や過去1年間の走行距離を示すもの
    • クレジットカードなどの支払情報

    現在の自動車保険の満期日の翌日から7日以内に乗換え手続きを完了させないと、等級を引き継ぐことができません(※)。スムーズに乗換え手続きができるよう、事前に必要な書類を準備しておきましょう。

    ※現在の等級が1~5等級の場合は、満期日の翌日から8日以上が経過しても、13か月以内は等級が引き継がれます。

    保険証券の見方や紛失時の対応などは、以下の記事でも詳しく解説しています。

    関連記事
    自動車保険の保険証券とは?紛失してしまった場合の再発行手続きや、ペーパーレス化について

    新しい自動車保険に申し込む

    必要書類が揃ったら、乗換え先の保険会社に申込みを行います。新しい保険の始期日は、現在の保険の満期日と同じ日に設定しましょう。手続きが完了して契約が成立すれば、保険始期日から乗換え先の保険会社の契約で補償が開始されます。

    現在の保険会社に更新しない旨を連絡する(自動継続の場合)

    現在加入している自動車保険が自動継続の契約の場合は、保険会社に更新しない旨の連絡を忘れずに行いましょう。連絡をしないと契約がそのまま継続され、保険料の二重払いが発生するおそれがあります。なお、自動継続の契約でない場合は、満期日をもって契約が終了するため、特に連絡は不要です。

    中途解約で自動車保険を乗り換える場合

    中途解約で自動車保険を乗り換える場合の手続きを4ステップで紹介します。

    1. 新しい自動車保険の見積りを取る
    2. 新しい自動車保険を契約する
    3. ご契約中の保険会社に解約を申し込む
    4. 解約書類に記入して保険会社へ返送する

    中途解約の場合は、次の自動車保険の契約手続きが完了した後に、現在の保険会社へ解約を申し込みます。解約日は次の自動車保険の保険始期日と同じ日に揃え、無保険期間が発生しないよう注意が必要です。現在加入している保険会社から解約書類が届いたら、内容を確認のうえ正しく記入し、速やかに返送しましょう。なお「おとなの自動車保険」ではインターネット上で解約手続きが完了するため、書面でのやり取りは不要です。

    6. 自動車保険を乗り換えるなら、まずは見積りをしてみましょう

    自動車保険の乗換えを検討している方は、まず乗り換えることで保険料がどの程度変わるのか見積りをしてみましょう。補償内容や特約、付帯サービスの違いも確認しておくと、自分にあった自動車保険を選びやすくなります。

    実際に乗り換える際は、空白期間や重複期間を作らないこと、等級の引継ぎ条件を満たすことが大切です。廃車や譲渡、海外渡航などでしばらく車に乗らない場合は、中断証明書を発行して等級を維持しておくことも忘れないようにしましょう。

    7. 監修コメント

    お子さまの運転免許の取得や独立など、ライフステージに変化があった方は、運転者の範囲や年齢条件を見直すだけで保険料が大きく変わることがあります。また、運転免許証の色がゴールドに変わった方や、年間走行距離が以前より減った方も、条件を更新して見積りを取ると保険料を節約できるかもしれません。

    なお、過去に起きた事故の対応がまだ完了していない場合でも、乗換えは可能です。一般的には事故発生時の保険会社が引き続き対応にあたります。ただし、その際は保険金請求の有無によって、乗換え後に等級の訂正や追加保険料の支払い、保険料の返還などが発生する可能性があります。

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    荒木 和音
    監修
    荒木 和音(あらき かずね)
    金融分野専門ライター。早稲田大学卒業後、生命保険・損害保険を取り扱う保険代理店にて、家計相談や企業向けのリスクコンサルティングなどを計10年以上経験し独立。大手証券会社・保険会社や大手金融メディアでの豊富な執筆実績を持つ。専門性の高いテーマでも、読者の理解を促す構成と語り口にこだわった記事制作を得意としている。ファイナンシャル・プランニング技能士2級。

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